バレンタインデーなにがし。
オリンパスさんから、嬉しいバレンタインのお知らせ。
E-M1 ファームウェアアップデートサービス再開のお知らせ(Ver.4.6)
Ver.4.5で長秒時露光の不具合があった新ファームの更新が思ったより早くはじまりました。
オリンパスさん素早い対応、ありがとうございます。
これで、初代E-M1も、あと3年は戦えそうです。(苦笑)
オリンパスさんから、嬉しいバレンタインのお知らせ。
E-M1 ファームウェアアップデートサービス再開のお知らせ(Ver.4.6)
Ver.4.5で長秒時露光の不具合があった新ファームの更新が思ったより早くはじまりました。
オリンパスさん素早い対応、ありがとうございます。
これで、初代E-M1も、あと3年は戦えそうです。(苦笑)
フイルムカメラ時代のレンズを「オールドレンズ」と称して、マウントアダプターを介しデジタル一眼で撮影するスタイルは、ミラーレス登場初期から存在していましたが、フルサイズミラーレス一眼SONY-α7シリーズの登場でそのブームに一気に火が付きました。ミラーレス一眼はその構造上、レンズマウント面からセンサーまでの距離(フランジバック)が短く設計できるために、マウントアダプターを挿入する物理的余裕があり、登場当初からその撮影スタイルが存在していましたが、オリンパス・パナソニック陣営のM4/3フォーマットを始め、ミラーレス機は35ミリフイルムのフルサイズより小型のセンサーを採用した機種ばかりで、マスターレンズの画角を100パーセント利用できる環境はα7の登場までお預けだったからです。2018年後半になり、キヤノン・ニコン・パナソニックといったメーカーからも相次いでフルサイズデジタル一眼が発表になり、このアダプター撮影は一過性のブームではなく、今後は撮影ジャンルとして、確固たる地位を持つものとなるでしょう。
そんな中で、最も脚光浴びている「オールドレンズ」の一つがヤシカ/コンタックス時代のZeiss製交換レンズです。フイルム時代から数々の名作や伝説を作ってきたそのレンズの描写を、ぜひともデジタルで楽しんでみたいというのは、多くのカメラマンの夢であることでしょう。事実、フイルムカメラボディーの中古相場がほぼ壊滅的状況となる現在も、一部のレンズにはフイルム時代と同じか場合によってはそれ以上の高値を付けるレンズが散見されるのです。本レンズも、フイルム時代から高い人気を誇り、京セラ・コンタックスがカメラ事業から撤退した現在でもZeissを代表する銘レンズとして、常に安定した相場で取引が続けられています。
Planarといえば、そのレンズが持つ像面の平坦性と画面全体における画質の均一性から「平坦を意味するドイツ語Planを語源に持ち、長きに渡りローライフレックスやハッセルブラッドなどドイツを代表するカメラの標準レンズとしてその人気を不動のものとし、35ミリフイルムを使う日本製コンタックス一眼レフにおいても、「Planar」を使うためにボディーを購入するユーザーが存在するほどの看板レンズとなりました。とりわけ本85㎜は中望遠独特の緩い遠近感の圧縮、浅い被写界深度と適度なボケ量、被写体との絶妙な距離感といった物理的なレンズの特徴と、特有の合焦面の繊細な解像感と絹のベールを纏ったかのような解放付近の独特な描写、前後の溶けるような美しいボケ味から至高の「ポートレートレンズ」として、多くのカメラマンが愛用しました。
長期に渡る製造のため、製造国・対応撮影モードの違いによって3種のバリエーションが存在する中で、最初期モデルをマウントアダプターを介し、M4/3フォーマットで170㎜相当の画角で試写しました。この括りはあまり好きではありませんが、時代を超えた「オールドレンズ」ならではのその特徴ある描写をご覧ください。
実像感を残しながら、なだらかに溶けてゆく後ボケ。プラナー85の最大の特徴です。近代レンズのような切れ味はありませんが、合焦部の解像感も及第点です。
撮影時は薄曇りでしたが、微妙な色彩の違いを綺麗に描き分けます。AEタイプのバージョンは絞り F2.8付近では羽の形状が風車状になり、条件によってはボケが乱れる原因になりますが、割り切ってその辺りの絞りを使わず、解放で撮影してしまえば問題ナシです。
お手本のようなプラナーの玉ボケ。高解像度レンズではボケのエッジがもうすこし目立ってくるケースもありますが、絶妙なボケ具合です。
前ボケは特徴的な滲みを伴う独特の美しいボケ。こんな冒険的な構図もその魔法でモノにしてくれます。余談ですが、85㎜ F1.4は、初期のマニュアル露出・絞り優先AEに対応したドイツ製(通称AE-G)、のちプログラムAEなどのマルチモードAEに対応した(MM-G)、製造国を日本へ移した(MM-J)の3タイプ。絞り羽根の形状を改善したMMタイプ(最少絞り F16がグリーンに塗装)のドイツ製が市場では一番人気です。(ただし生産本数も多くはありません)
ドライバとか、ファームウェアの類の更新、皆さんどうしてますか?
OSとかアンチウイルスソフトの定義ファイルなどは、もちろん最新にしておいた方が、新種のウイルスソフトやマルウエアなんかに対しての防衛という観点からして、それが正解なのでしょうが、実際問題、Windows10とiTunesのアップデートは、過去に何度かアップデート後の不具合に見舞われ、対策・復旧に半日潰された記憶なんかもあるので、
「公開直後のアップデートはネットでの不具合報告をチェックしてから」
というのが、最近のスタイルになってます。
さてさてカメラのお話。
オリンパスからE-M1xなる、とんでもない新機種の発売に合わせ、無線で発光をコントロールするコマンダーが同時発表されました。
で、その無線のコマンダーに対応するべく、既存の機種向けに最新のファームが配られました。
何を隠そう、私め初代のE-M1のユーザーでして、この少しばかり古い機種にも、しっかりと最新ファームが配布されました。
おー。こんな古い機種もアップデートがあるなんて、オリンパスさんマジリスペクト!!
ってんで、さくっとアップデートいたしました。
まあ、そのコマンダー使うつもりもないんですけどね。。。
過去に、アップデートで反則とも言えるぐらいの機能強化をしているボディーでしたので、
「なんか、アップデートでまたスゲー良くなるかも」
というあらぬ期待をしてしまったのですが、
E-M1:Ver.4.5ファームウェアアップデート 一時中断のお知らせ
なんだが、不具合出たらしい(^^;;;;
「長秒時ノイズ低減機能が作動した際に誤動作する不具合」があるらしく、アップデートしちゃった場合にはメニューでOFFが推奨されてます。
ファームアップは、タイムリープ効かないので改ファームでるまで静観ですねー。。。
勝手な憶測なんですが、高感度と長秒時でのノイズが弱点なE-M1初代だったので、もしかしてその部分にもこっそり手が入ってたりして―。だったら嬉しいな・・・・・と。
新しければイイってものでもないんですね。
追記:2月14日に修正された新ファームが公開されました。
写真の世界においては、「標準レンズ」という言葉に含まれる「標準」は絶対的な指標にならず、とても「曖昧」だと言えます。野鳥や飛行機などを撮影する事の多いカメラマンからすれば、300mmクラスかそれ以上の焦点距離を持つレンズが「標準」となるでしょうし、オーロラなどをメインの被写体とする場合は、20mm以下の超広角レンズや180度以上の画角を持つ魚眼レンズが「標準」だとするフォトグラファーもいるでしょう。現在では28-300mmなどといった高倍率のズームレンズで写真を始める方も少なくないでしょうし、そうなると、「標準」を考える事にはすでに意味は無いのかもしれません。
諸説はありますが、35ミリサイズのフイルムを利用し最初に成功を収めた「ライカ」に最初に取り付けられていた焦点距離50mmのレンズは、画角・被写体との距離も扱いやすく、その描写に遠近感の誇張・圧縮が少なく、写真特有の癖が出にくい点、さらに当時の技術でも比較的明るい解放f値を持った製品を開発し易かった事などもあり、その後も多くの製品に採用され、長きに渡って50mmは一般的「標準レンズ」として君臨しました。私自身も写真に興味を持った幼少期、父から渡されたニコンには50mmが取り付けてあり、それを「標準」として写真人生をスタートさせました。
写真を学ぶ大学に入り課題をこなしながら、手持ちに幾つかのレンズが揃うようになった頃、目的を持たずに出かける際にカメラに付いているのは50mmではなく、35mmのレンズであることに気が付きました。少しだけ広い画角、少しだけ強調されるパース、少しだけ広い被写界深度。これらが自分の好む被写体や撮影スタイルにマッチしたのでしょう。以来、新しいカメラのシステムを考える時には、必ず35ミリフルサイズにおける35mmの画角を起点として考えるようになったのです。
そして、Nikon Dfの購入に至った際、標準レンズの候補として真っ先に思い立ったのが本レンズだったのです。純正品にも35mmは存在していましたが、最新のNikkorはプラスチック感の目立つ外装とマニュアルフォーカス時の操作感がどうしてもなじめず、なによりZeissのレンズを絶対的に信頼していたこともあり、Nikonフルサイズシステムの「標準レンズ」として本レンズを購入しました。非球面レンズや贅沢な光学系を惜しみなく投入した解放 F1.4のDistagonも存在するZeissの35mmですが、解放f2の本レンズは比較的に小型で取り回ししやすく、フィルター径も58mmと、小型の部類に入ります。マニュアル専用設計のため、抜群のヘリコイドの操作感が余裕をもたせた回転角も手伝って、非常に気持ちの良いピント合わせが行えます。写真を撮らない時には、このヘリコイドを肴に一杯やってもいいと思うほどです。
近代のレンズらしく解像感が非常に高く、発色も非常にクリアで心地よく、いかなる条件でも破綻をみせないその描写はまさに「標準」に相応しく、自分の視覚の延長として思うがままに被写体を切り取ります。そして何よりZeissらしさをのぞかせるのが、美しく残された収差が見せる魔法の解放描写です。ヨーロッパに起源をもつレンズではよく引き合いに出される「空気が写る」という表現。無色透明ではあっても、被写体との間に確かに存在するその物体を、瑞々しく記録するドイツのエスプリは、日本製造となった最新のレンズにも確かに残っているのでしょう。すでに最新ラインのMilvusシリーズへとバトンを渡してはいますが、外装デザインをどうにも好きになれない自分は、やはりこの世代のZeissを使い続けていくのでしょう。
自転車を模した金属製のカゴに盛られたジャックオーランタン。解放では浅くなる被写界深度ですが、35㎜ということもあり、被写体の形はしっかり残ります。微妙な周辺光量の落ち方が合焦部へ視点を運んでくれます。この独特の空気感が何ともいえない味だと思いませんか?
この、すこし出始める「パース」が35mmが好きな理由。「写真」っぽさって大事だと思います。
西日に照らされた壁面のオブジェ。空気感・立体感・透明感。少し絞ってあげると、欠点という欠点がなくなる優秀なレンズ。撮り手の実力が嫌でも試されますね。
天候が悪くても、非常にクリアな発色。傷んだ塗装の表面質感も非常に良く描写されます。F値も明るめなので、薄暗い状況でも高ISOに頼らずに済むのが単焦点レンズの強みですよね。
モノクロに変換しても被写体の質感は見事に再現。銀塩フイルム・印画紙で撮影する機会はほぼなくなってしまいましたが、暗室作業には今でも思い入れがありますね。
露出をすこし切り詰めるとZeissの本領発揮です。鳥居の円柱の質感、上々です。朱の発色も効いてます。
マクロ域での質感描写も見事です。ボケも美しく、適度に被写体の情報を残してくれる。この辺が35mmを使う醍醐味ではないでしょうか。
夕刻、かなり強めの西日が差し込む列車の側面。とても階調が豊富で、ハイライトからシャドーまでしっかり写しこんでくれます。
一見、モノクロの画像処理かと見まがう被写体。保護シートを掛けられたディーゼル機関車です。金属の車体・アルミシート・ビニール製の虎縄。素材の違いが手に取るように分かります。絞り込んだ本レンズの描写には一切の曖昧さがありませんね。
解放 F値0.95と言えば、フイルム時代のキヤノン7用標準レンズ50mm f0.95やマイクロ4/3規格ではコシナ製フォクトレンダーブランドのノクトンシリーズが既に有名ですが、海を隔てた隣国、中国の中一光学から発売されている25mm F0.95という本製品も、ひっそりと、でも確実に注目を浴びはじめているようです。廉売が常套手段の中国製サードパーティーレンズの中では、比較的高額な(とは言え、ノクトンの半値程度ではありますが)レンズであるといえる本レンズを、お店からちょいと拝借(ちゃんと買ってますケドね)してその実力を試してみました。
手にして、真っ先に驚くのはレンズの大きさと重量です。ライカMマウントのズミクロン50mmにも似たその金属製の鏡筒は43ミリのフィルター径を持ち、当然前玉の直径はさらに小型になります。キヤノン製の0.95を知っている身からすれば、いかにM4/3用とは言えこれで0.95の解放F値を実現しているとはにわかに信じがたい程です。そして実写後、その描写に改めて驚かされることになります。正直、カメラ大国日本においては決して有名とは言えない製造元と、無謀なチャレンジともとれるスペックや価格から、私自身も相当な「色物」だろう事を想像していたのですが、それは良い意味で裏切られる結果となりました。
中心付近の解像度が非常に高い事が本レンズの最大の特徴となりますが、それは解放絞りから発揮されます。ノクトン25mmでは解像感やコントラストの出方は解放 F値に於いては控え目であったと記憶しますが、本レンズは、コントラストや色の出方も解放から比較的しっかりしており、解放絞りの描写をしっかりと楽しむ事ができます。無論、解像度の高さと引き換えに、撮影距離によっては二線ボケが目立つ場合や、画面周辺の色収差や樽型の歪曲収差などが条件によっては気になることがあるでしょう。しかし、電子マウントを採用せず、デジタル補正の恩恵を受けられないマニュアルフォーカスのレンズとして考えれば、十分に高い画質であると割り切れるレベルです。
動画撮影時を考えてか、絞り環にクリックが存在せず不用意に絞りが変化していたり、(しかもバルナックライカ時代にタイムスリップしたかのような不等間隔の刻み)個体差なのか、ピントリングの回転と同一方向に存在するマウントのガタのため、厳密なピント合わせには若干のストレスが伴います。さらにレンズ後端の形状の為、一部使用できないボディーやレンズキャップがあるなど、機械的には改善を望みたい部分も存在しますが、欠点が気になりだすのは、長所に惚れ込んだ証でしょう。価格・重量・描写性能を考えれば、個性と割り切る懐の広さも必要なのです。
決して万能選手ではありませんが、得意な被写体をファインダーに収めると、他のレンズでは味わえない眼福の瞬間が訪れます。現在の日本で造られることが少なくなったであろう個性豊かな中一光学製のレンズ。ラインナップされる他の焦点距離も気になり始めた私は、もはや「中一病」に冒されているのかもしれません。
ハイライトのボケに少々二線ボケ傾向がありますが、このくらい大きくボケればあまり気にはなりませんね。中央の合焦部がとても繊細かつシャープな印象です。
同一画角では、どうしても大きなセンサーのカメラに比べボケ量が少ないM4/3ですが、近接でf0.95ならこの通り。ここまでボケれば癖は目立たないです。超大口径なので、もっとボケが乱れるかと思いましたが、心配無用でした。
これも、解放描写。前ボケが素直なので、手前の「ヒゲ」もウルサクなりません。毛のふわっとした感触もきちんと描写。
F4~5.6になると、全画面均一な描写になります。コーティングが純正の最新レンズなどと比べるとやや心もとないですが、このくらいの光源なら問題ないですね。
樽型の歪曲収差が残っていますので、被写体によっては少し注意が必要です。デジタル補正に頼れないマニュアルの社外レンズですので、この程度の欠点はご愛嬌ということで。
オールドレンズ、と言うワードが当てはまらない最新のレンズではありますが、ゴリゴリに色が乗ってこないので、被写体によっては上手くイメージを膨らませてくれます。
個性の強すぎる描写は、時間が経つと飽きがきてしまったりするのですが、ほのかに感じる程度の癖はある時から「愛おしさ」に変わる事が多いと感じます。オートホワイトバランスoffで、今風のレンズとは少し違った発色を覗かせてくれます。
後ボケはやはり固めで二線化傾向があるので、苦手な被写体もあるかと思います。でも、合焦部の先鋭度は本当に見事。中央部の解像度レースなら、いわゆる高級レンズもカモれるかもしれませんね。

戦争写真家として著名な「ロバート・キャパ」の著書「ちょっとピンボケ」にあやかり、ちょっとどころか随分ピント外れな人生を送る辺境写真人「えるまりぃと」が綴る雑記帳。中の人は大学まで行って学んだ「銀塩写真」が風前の灯になりつつある現在、それでも学んだことを生かしつつカメラ屋勤務中。
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