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世界的に有名な写真家「ロバート・キャパ」の著書「ちょっとピンボケ」にあやかり、ちょっとどころか随分ピント外れな人生を送る不惑の田舎人「えるまりぃと」が綴る雑記帳。中の人は大学まで行って学んだ「銀塩写真」が風前の灯になりつつある現在、それでも学んだことを生かしつつカメラ屋勤務中。

本家

For M4/3 Mount Feed

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18/4-5.6

 カメラをこの手に持って、すでに30年という時間を過ごしてきましたが、これまでOLYMPUSのレンズで写真を撮ったことはほとんどありませんでした。高校・大学と、もっとも写真に明け暮れた時間にそのユーザーが周りに少なかった事もありますが、小振りなボディーデザインが、無骨なNikonに慣れ親しんだ私の手には少々なじまなかったというのが本当の理由だったのかもしれません。

 さて、現在のOLYMPUSといえば、往年の銘機「PEN」シリーズをデジタルカメラとして復活させたマイクロフォーサーズ陣営の一角として、人気を二分するPanasonicとともに多くのレンズをラインナップしています。面白いことに標準系ズームレンズである14-45(42)mm以外は、双方に同一スペックのレンズが存在しないので、その事がレンズを選ぶ我々にとっては楽しみでもあり、また悩みの種ともなっています。

 実際、マイクロフォーサーズシステムの超広角レンズを購入する際は、Panasonic製の7-14mmとどちらにするか、かなりの時間悩みました。結果として2ミリ短い焦点距離とズームによってf値の可変しない点を重視して7-14mmを購入したのですが、今回試用した9-18mmの描写は、スペック上の小さな差には決して現れない確固たる個性を備えており、再び購入候補のレンズに上がってしまいました。

 広角側の焦点距離2ミリ分の譲歩とf値を可変方式としたことにより、本レンズは非常に小型・軽量となり、格納時の沈胴機構を作動させると標準ズームである14-42とほとんど変わらない外観になります。AF作動も非常に静穏かつ機敏で、レンズ前面に保護フィルターが装着可能な点からも広角スナップシューターとして存分に機動力を発揮してくれるでしょう。結像性能もズームレンズであることを忘れさせるほどで、画像エンジンとの連携でシステムとして描写力を高められるデジタル一眼の強みを感じることができます。絞りによる画質の変化も緩やかで、解放での素直な描写が、絞り込んでもあまり堅くならずに維持されます。極端なシャープネスの誇張が無く、質感の描写にも優れた本レンズは、解像度重視で画面に緊張感が走る7-14mmと比較して、広角域でのポートレートなどにも好適かもしれません。単純な比較はできませんが、あえて7-14mmを新世代のズミクロンとたとえるなら、9-18mmの写りは往年のズマロンを思い起こさせる、そんな所があるような気がします。

 あまりに小型で取り回しが簡便なために超広角レンズであることを忘れると、うっかり自身の指を写し込んでしまいます。別売りで定価5,000円と高価ではありますが、レンズフードは必携アイテムとなりそうです。

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日常の風景を一瞬で異世界へと変えてくれる超広角レンズ。その強烈な遠近感描写と肉眼を遥かに超えた広い画角は、写真ならではの独特の表現を与えてくれます。使い慣れないと癖ばかりが目立ってしまいますが、水平・垂直に気を付ければ案外自然な描写もしてくれるものです。

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広い画角を利用すれば、頭上を広く覆う空・雲・太陽を美しく捉えてくれます。何気なく見上げた空ですが、同じ風景は二度と撮影することはできないのですから、写真って本当に不思議ですね。ポケットにも入ってしまう超小型といって言いレンズですから、いつでも持ち歩いてそんな二度とない瞬間の記録に備えられます。

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9-18㎜という焦点距離は35ミリサイズでの画角に換算すると18-36㎜相当となります。数字の上では僅かな差ですが、画角は強烈に変化します。比較的自然な描写をする18㎜側から非現実的な描写をする9㎜。この変化を標準ズームレンズ同等の大きさのレンズで実現していることに、このレンズの本当の存在意義が隠れています。

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焦点距離が非常に短いレンズですから、屋外では簡単に深い被写界深度を利用したパンフォーカス撮影が可能です。パナソニックの7-14はカミソリでそぎ落としたような鋭利なピント面を見せますが、本レンズはどちらかといえば合焦部を彫刻刀で削りだして行くようなイメージでしょうか。許されるならばどちらも所有しイメージに合わせて使い分けをしたいものです。

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コーティングも新しいレンズらしく優秀です。逆光でも濁りの無い発色。ゴースト・フレアの類も通常の撮影では問題にはなりません。歪曲収差もデジタル補正の恩恵で気になるケースは稀でしょう。これほどの超広角ズームレンズを手のひらサイズで入手できるのですから良い時代になったものです。

Leica DG Summilux 25/1.4 ASPH


 

 フイルムカメラ時代、とりわけズームレンズが廉売されるようになるまで、カメラ購入時にセット販売されていたのは、「標準」レンズの代表格であった解放f値1.4クラスの50㎜レンズでした。誰もがこの画角で写真をスタートする、それが当たり前の時代でした。

 しかし、固定された画角ではズームレンズの様にフレーミングを自在に操ることは難しく、また、同じ画角は標準ズームにも内包されていますから、廉売される高倍率ズームレンズが、「標準」レンズの座を確固たものにした現在では、この種のレンズの存在理由に気が付くには、それなりの経験を積む必要があるのでしょう。昨今、本レンズを初めとして、35ミリフルフレームでの50㎜レンズの画角を有する単焦点レンズが、一種の特殊レンズとしてのポジションを与えられてるのは、ある種、当たり前の流れなのかもしれません。

 では、そういった時代背景の中、なぜいまだに多くのメーカーがこの旧世代の「標準レンズ」を作り続けているのでしょうか。しかも最近では、過去には想像もできなかった高額商品をラインに加えるメーカーさえあります。その答えの一つは、何といってもその「明るさ」でしょう。ズームレンズ比で2~3絞り程度余裕のある解放値は、多くの場面でシャッター速度の束縛から表現者を解き放ってくれますし、解放付近での浅い被写界深度を利用すれば、ズームレンズでは到底真似ができない表現を手にすることができます。また解放での描写性能に拘りをもった製品が多く存在しているのも、近年では大きな特徴となっています。Panasonicが、マイクロフォーサーズシステムにおいて、25ミリというレンズにあえて「SUMMILUX」の名を冠したLeicaブランドのレンズをラインナップしているのも、そういった一種のメッセージなのでしょう。

 解放f値によって命名規則(規則と言い切るには例外も多いですが)のあるLeica製レンズにおいて「SUMMILUX」といえば、解放f値1.4を与えられた「至高のレンズ群」ですが、本レンズも、フイルム時代のそれと光学系は全く別の新設計ながら、そのエスプリを十分に引き継いだ、やはり「究極のレンズ」となりましょう。解放から中心部の解像度は高く、前後のボケは非常に自然で美しく、本レンズ最大の魅力です。周辺画質・光量はそれなりに落ち込みますが破綻はなく、「味」と言い切れる程度です。f2.8あたりから全画面で均質な高解像描写となり、f8程度がピークです。絞りによって描写それぞれの顔を持ち、色のノリもよく重厚な表現に向く本レンズは、やはり「標準レンズ」の枠に収まらないスペシャルな一本となるでしょう。

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碓氷峠にある鉄道文化村に展示・保存されている機関車の運転台です。車両倉庫内のため日中でも非常に暗い場所なのですが、f1.4の明るさで手持ち撮影可能なシャッター速度が稼げます。なるべく感度を上げたくない場合にはこの明るさは代えがたい武器になります。

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フルサイズ50㎜の画角であっても、25㎜の被写界深度。ボケすぎないというM4/3の利点を生かした撮影スタイルは街中のスナップに好適です。

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合焦部からなだらかに続く後ボケが非常に美しいひとコマ。解像感とボケのバランスが良く、人物撮影などにもきっとマッチします。ボケの発生が急激すぎて、解放絞りが使いにくいレンズなどもありますが、M4/3のSUMMILUXは心配無用です。

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少し絞ってあげれば、25㎜というレンズはパンフォーカス撮影も可能です。(よく言われるのが、「28㎜レンズ」「f8」「3メートルにピント」)手前の草から遠景の雲まで、きっちり解像。フルサイズでは広角レンズの専売特許でしたが、標準画角でも簡単にパンフォーカスが体験できるのは小型センサー機の強みではないでしょうか。歪曲収差も少ないので直線的な被写体も大胆にフレーミングできます。

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前ボケも素直で美しいので、積極的に利用できます。前後のボケはどちらかを重視すると、もう一方が汚くなりがちなのですが、本レンズは前後のボケがとても均質で美しく、その点でも1.4と言う絞りを存分に堪能できます。

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現代的と言えばそれまでですが、発色も美しく、とてもクリアです。フイルム時代のズミルックスは、やや癖のある描写が「味」として取り上げられましたが、新時代のズミルックスは癖や曖昧さのない端正な画を作ります。ナノサーフェースコーティングも有効に働き、ゴーストやフレアーに悩まされることは無いでしょう。

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遠景の枝。ボケが乱れるレンズだと、途端に汚く感じる被写体ですが、本レンズでは心配無用でした。

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思いっきり露出を切り詰めたローキー調の撮影。モニターではなかなか伝わりませんが、シャドーの中のシャドーもきっちり描いてくれます。ミラーレスに撮影機材の主軸を移した最大の理由が、モノクロを見ながらモノクロを撮影できる事。機材の変化が撮影スタイルを大きく変えました。

中一光学 (ZHONG YI OPTICS) SPEEDMASTER 25mm F0.95

 解放f値0.95と言えば、フイルム時代のキヤノン7用標準レンズ50mm f0.95やマイクロ4/3規格ではコシナ製フォクトレンダーブランドのノクトンシリーズが既に有名ですが、海を隔てた隣国、中国の中一光学から発売されている25mm f0.95という本製品も、ひっそりと、でも確実に注目を浴びはじめているようです。廉売が常套手段の中国製サードパーティーレンズの中では、比較的高額な(とは言え、ノクトンの半値程度ではありますが)レンズであるといえる本レンズを、お店からちょいと拝借(ちゃんと買ってますケドね)してその実力を試してみました。

 手にして、真っ先に驚くのはレンズの大きさと重量です。ライカMマウントのズミクロン50mmにも似たその金属製の鏡筒は43ミリのフィルター径を持ち、当然前玉の直径はさらに小型になります。キヤノン製の0.95を知っている身からすれば、いかにM4/3用とは言えこれで0.95の解放F値を実現しているとはにわかに信じがたい程です。そして実写後、その描写に改めて驚かされることになります。正直、カメラ大国日本においては決して有名とは言えない製造元と、無謀なチャレンジともとれるスペックや価格から、私自身も相当な「色物」だろう事を想像していたのですが、それは良い意味で裏切られる結果となりました。

 中心付近の解像度が非常に高い事が本レンズの最大の特徴となりますが、それは解放絞りから発揮されます。ノクトン25mmでは解像感やコントラストの出方は解放f値に於いては控え目であったと記憶しますが、本レンズは、コントラストや色の出方も解放から比較的しっかりしており、解放絞りの描写をしっかりと楽しむ事ができます。無論、解像度の高さと引き換えに、撮影距離によっては二線ボケが目立つ場合や、画面周辺の色収差や樽型の歪曲収差などが条件によっては気になることがあるでしょう。しかし、電子マウントを採用せず、デジタル補正の恩恵を受けられないマニュアルフォーカスのレンズとして考えれば、十分に高い画質であると割り切れるレベルです。

 動画撮影時を考えてか、絞り環にクリックが存在せず不用意に絞りが変化していたり、(しかもバルナックライカ時代にタイムスリップしたかのような不等間隔の刻み)個体差なのか、ピントリングの回転と同一方向に存在するマウントのガタのため、厳密なピント合わせには若干のストレスが伴います。さらにレンズ後端の形状の為、一部使用できないボディーやレンズキャップがあるなど、機械的には改善を望みたい部分も存在しますが、欠点が気になりだすのは、長所に惚れ込んだ証でしょう。価格・重量・描写性能を考えれば、個性と割り切る懐の広さも必要なのです。

 決して万能選手ではありませんが、得意な被写体をファインダーに収めると、他のレンズでは味わえない眼福の瞬間が訪れます。現在の日本で造られることが少なくなったであろう個性豊かな中一光学製のレンズ。ラインナップされる他の焦点距離も気になり始めた私は、もはや「中一病」に冒されているのかもしれません。

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ハイライトのボケに少々二線ボケ傾向がありますが、このくらい大きくボケればあまり気にはなりませんね。中央の合焦部がとても繊細かつシャープな印象です。

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同一画角では、どうしても大きなセンサーのカメラに比べボケ量が少ないM4/3ですが、近接でf0.95ならこの通り。ここまでボケれば癖は目立たないです。超大口径なので、もっとボケが乱れるかと思いましたが、心配無用でした。

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これも、解放描写。前ボケが素直なので、手前の「ヒゲ」もウルサクなりません。毛のふわっとした感触もきちんと描写。

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f4~5.6になると、全画面均一な描写になります。コーティングが純正の最新レンズなどと比べるとやや心もとないですが、このくらいの光源なら問題ないですね。

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樽型の歪曲収差が残っていますので、被写体によっては少し注意が必要です。デジタル補正に頼れないマニュアルの社外レンズですので、この程度の欠点はご愛嬌ということで。

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オールドレンズ、と言うワードが当てはまらない最新のレンズではありますが、ゴリゴリに色が乗ってこないので、被写体によっては上手くイメージを膨らませてくれます。

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個性の強すぎる描写は、時間が経つと飽きがきてしまったりするのですが、ほのかに感じる程度の癖はある時から「愛おしさ」に変わる事が多いと感じます。オートホワイトバランスoffで、今風のレンズとは少し違った発色を覗かせてくれます。

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後ボケはやはり固めで二線化傾向があるので、苦手な被写体もあるかと思います。でも、合焦部の先鋭度は本当に見事。中央部の解像度レースなら、いわゆる高級レンズもカモれるかもしれませんね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

 

 焦点距離300ミリ・解放f値2.8のレンズは属に「サンニッパ」と呼ばれ、バブル経済末期~崩壊の時代に「写真少年」を過ごした世代にとっては、当時最も憧れたレンズでもあったでしょう。望遠効果を存分に発揮し、極めて浅い被写界深度は背景から被写体を浮かび上がらせ、ISO感度を自由に操れなかったフイルム時代では、高速なシャッター速度を叩き出す解放f値を持つそのレンズは、無二の存在としてスポーツ、鉄道、ポートレート、野生動物など非常に多くのフィールドでその性能を遺憾なく発揮しました。さらには、アイドル全盛だった当時、地方のデパートの屋上で行なわれるイベントでは「サンニッパ」が一つのステータスシンボルとして「持つ者」と「持たざる者」という無情なカーストを生み出していたとかいないとか・・・。

 しかしながら、当然にその価格は誰もが手できるものではなく、カメラメーカー純正品では当時の販売価格でも30万円を下らず、サードパーティー製品ですら10万の値を付けており「写真少年」には簡単に手を出せる代物ではなかったのです。そして結局この年になるまで「サンニッパ」は青春の幻影として、この手に収めることはありませんでした。

 時間は流れ、マイクロ4/3フォーマットのカメラをシステムの中心に据えるようになったある日、突如ミュージカル舞台の撮影依頼が舞い込みました。普段の被写体では出番の少ない望遠レンズ、しかも決して明るくない室内での高速シャッターが必要とされる被写体、舞台から離れた移動できない撮影の足場・・・。自ずと使用レンズの選択肢は超望遠域をズーム端に持ち明るい解放f値の本レンズへと狭まりました。望遠端150ミリ、それはフルサイズでの300ミリの画角。そう、30年の時を経て、「サンニッパ」を手にする瞬間がやってきたのです。

 型式にPROを冠する本レンズは、高い描写・防塵防滴性能をメーカーが保証するOLYMPUS自慢の逸品です。解放から全焦点域に於いて噂に違わぬ高い解像度を誇り、周辺減光も実際の撮影で問題になることは皆無です。輝度の高い小さな被写体が密集するような条件では、僅かボケに硬さを感じる場面もありますが、映像全体の評価を下げるような欠点とはなりえません。特筆すべきはやはりフルサイズ70-200ミリズームレンズ比でも、さらに小さな本体と重量の少なさでしょう。近似スペックのフルサイズ用120-300ミリズームなどと比較すれば、セスナとジャンボジェットを比べるようなものです。事実、2時間に及ぶミュージカル全編を、ほぼ無休憩の手持ち撮影で切り抜けられるのですから驚きです。なるほど、手持ち撮影に特化するべく、三脚座を取り外した際に装着する別売りのリングを用意している点にも合点がいきます。さらに予想外に好印象だったのは、その150ミリという焦点距離がもたらす余裕のある被写界深度です。動き回る被写体でも合焦の歩留まりを上げ、複数の人物を写す際には、合焦した前後の人物も極端なアウトフォーカスにならない為、場面の臨場感を損ないません。

 元来、狂信的に単焦点レンズを崇拝をする自分ですが、このレンズには「可」ではなく「優」の称号を文句なく与えなければなりません。元々は依頼された職務の為購入に至った本レンズ、その他の撮影でも、カメラバックに入っていない日は無いのですから。

 

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足場が限定された場面ではズームが有効です。全焦点域で非常に性能が高い為、躊躇なくフレーミングの調整にズームが活用できます。口径食も少なく、羽根9枚の絞りも円型を崩さない設計の為、画面周辺のボケの形もとても綺麗です。

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フルサイズ300ミリ相当の画角。日没後のシャッタースピードが稼げない状況では本レンズの軽さとボディー側の強力な手振れ補正のタッグが非常に心強いです。望遠端手持ちでもISOを上げずに対応できるので、撮影スタイルそのものが変化しました。カラス(だと思います)の細い脚まで完璧に解像しているのは本当に驚きです。

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望遠による圧縮効果が顕著になりはじめる150mm。日常の何気ない風景が、写真ならではの独特な世界に変化します。ファインダーに映しだされる非日常の光景が、望遠レンズスナップの醍醐味。一日もち歩いても苦にならないのは本レンズ最大の武器です。

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近接撮影では、さすがに被写界深度は激薄です。本来なら手振れも気にするような条件ですが、強力な手振れ補正と高速連写が可能なボディーで、連続撮影の中から「当たり」を引き当てます。デジタルならではの力技ですが、その恩恵は計り知れません。

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雨上がりの公園。落ちたてなのか、葉脈にもまだ瑞々しさが残ります。浅い被写界深度を活かして被写体を浮かび上がらせるのは望遠レンズならではの撮影スタイル。望遠レンズならf2.8と言う解放f値で、ボケを作り出し難い小型センサー機でもご覧の通りの立派な「ボケ」が発生します。合焦部の高いシャープネスと相反する大きなボケが独特の世界を生み出します。

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最新レンズのコーティングは非常に優秀です。半逆光の条件ですが、大型のレンズフード(繰り出し・収納機構が非常に優秀)の効果もあって、非常にクリアな画質です。16枚と決して少なくないガラスの存在を感じさせません。

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合焦部の解像度が高い分、背景のボケは条件によるとやや硬さを感じるかもしれません。でも「汚い」と感じる一歩手前のギリギリの所でしょうか。それにしても、クリアで鮮やかな映像は、ポジをライトボックスで選定した頃を思いださせます。

三脚座を取り外した際に使用するリングはプラスチック製で軽量です。三脚を使うケースが非常に少なくなりますので、これは必携アイテムかもしれません。

高性能レンズには高性能フィルターを。フィルターは「百害あって一利のみ」なんて考えもありますが、その一利が大事。大切なレンズを「もしも」から守ってくれます。

SIGMA Art 60mm f2.8 DN

 

 一度抱いてしまったイメージを後から変えるのはなかなか難しいと、齢をそれなりに重ねてきた最近ではよく思います。SIGMAというメーカの製品に対しても、実はこのレンズに出会うまでの印象というのは、「ちょっと変わった焦点距離」「メーカ純正比較でちょっぴり明るいレンズ」「異様なまでに倍率の高いズームレンズ」「廉価な製品が多い」そして、「写りの質は・・・・」といった様なものでした。あくまで主観の占める割合が多いかと思いますが、フイルム時代から同社の製品を知っているカメラユーザーに、同様の印象を持たれる方は少なくないのではないか、とも思っています。

 しかし、純正品への拘りが強いいユーザーが多いカメラ市場において、サードパーティー製品が、カメラメーカー純正品と肩を並べて商売をするには製品に絶対的な特長を持たせる必要があり、そういった背景から「すこし無理をした(性能的・価格的・特徴的)製品」が多かったのは、仕方のないことだったのかもしれません。

 さて、ミラーレス一眼が登場し、古今東西のレンズがレンズマウント規格(主にフランジバック・バックフォーカス)という制約を受けずに利用できるようになった現在、過去に例をみないほど「レンズ」に注目が集まっています。併せて、イメージセンサーの高精細化が進むにつれ、レンズの描写性能もより高いものが望まれるようになっています。

 そして、それを意識してのことなのでしょうか、SIGMAから「Art」と呼ばれる製品群が登場しました。

曰く「圧倒的な光学性能の実現と芸術的表現の追求を同時に叶える」

とするこの製品群は、驚くことに、純正品にも存在するありふれた焦点距離や解放f値の製品が多く、さらに設定売価が純正品を超えているものも存在するなど、これまでのサードパーティー製品の概念を大きく覆すものとなっています。

 この60mmにしても、焦点距離こそなじみの少ないものですが、解放f値がf2.8と、あえて今単焦点レンズとして発売するにはあまりに平凡なスペックとなっています。しかし控え目な明るさがもたらすレンズの軽さはフットワークを損ねず画質的にも有利に働き、またAPS-Cサイズのセンサーを補う十分なイメージサークルは、マイクロフォーサーズサイズのセンサーではさらに中央部の極上な映像のみを切り取って利用できます。このよく写ることが当たり前のスペックを、あえてサードパーティーが販売するとは、これはこれでなんと挑戦的な姿勢でしょう。

 記録ではなく記憶に・・・・なんだか使い古された言葉かもしれませんが、スペックに現れない性能が、モニター上には確かに現れる。選択肢として「Art」シリーズは「アリ」なのか?と、不惑を迎えての新たな惑いを抱かずにはいられないのです。

 

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フルサイズ換算120㎜というと、Nikonがフイルムの時代に24-120㎜という標準ズームを製品化する以前は、あまり馴染みのない画角でした。現在ではM4/3のオリンパスにも同一焦点距離にマクロレンズが存在し、パナソニックからも12-60(換算24-120)のズームレンズがラインナップされます。この画角、慣れてくると少し離れた距離からのスナップに案外便利な画角ではないでしょうか?

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M4/3のレンズは、同一画角であるなら、大型センサー機のレンズと比較して最短撮影距離が短い傾向にありますので、本品も十分マクロレンズ的な使い方ができます。

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オートフォーカスの作動も機敏で、とても静かですので、音に敏感な我が家の飼い猫にも気づかれずに撮影ができました。ちなみに、AF駆動部のレンズエレメントはカメラ本体の電源が入っていないと、レンズを振った際、鏡筒内でコトコトと音を立てます。故障と勘違いして慌てるお客様もいらっしゃいますが、これは「仕様」なのでご安心を。ただし、面白がってむやみにレンズを振るのはお勧めしませんが。。。

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ボケ味は、実体感を残しながらもあまり硬くならずに良い感じです。合焦部の解像度も高く、シダ植物特有の髭のような部分もとても繊細に記録されています。

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APS-Cサイズにも対応するレンズですので、M4/3ではレンズのスイートスポットだけを使う贅沢な使用法になります。少し絞ると背景のボケがやや硬調なイメージですが、画面全体の先鋭度は素晴らしいの一言。

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圧縮効果の出始める焦点距離ですが、被写界深度に余裕のあるM4/3は極端に絞り込まずにこういった画をモノにできます。小型センサー機については「ボケない」と悪口のように言われる事もありますが、「ボケすぎない」事の利点をもっと宣伝してもいいのではないかと感じる今日この頃。

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高い解像感とボケの美しさが同居すると、自と立体的な映像になります。日陰ですが、近代的なレンズらしくコントラスト・発色も良いので、癖を感じない端正な映像を提供してくれます。

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歴史を重ねた植物は好みの被写体の一つ。被写体のもつ存在感をストレートに記録してくれるレンズはとても頼りになります。スペック表に現れない不思議な魅力を持ったこのレンズは、きっと素敵な懐刀になってくれます。

Leica DG Summilux 15/1.7 ASPH

 マイクロ4/3フォーマットのカメラにおいて、35ミリフルサイズでの焦点距離30mmの画角に相当する15mm。

 この画角に合致するレンズを記憶の中に探すと、ペンタックス製の30mm以外には思い当たる物がありません。また既にパナソニックからは、明るさこそ控え目ながら14mmという近似焦点距離のレンズが存在しているにも関わらず、この「微妙」な焦点距離のレンズをあえてLeicaブランドで製品化したのは何故なのでしょうか?

 さらにこのレンズは精密感の溢れる金属製鏡筒の採用と、これまでのマイクロ4/3用パナソニックレンズには存在しなかった絞り操作リングや、マクロレンズ同様のAF-MF切り替えスイッチを搭載するなど、とても多くの特徴を備えています。あえてコストをかけてまで、これらの仕掛けをこのレンズに詰め込んだ理由とはいったい何なのでしょうか?

 「馬には乗ってみよ」とばかりに本レンズを入手すると、極めて私的ではありますがその謎の答えが見えてきた気がします。

 現在のカメラは各種機能の自動化が進み、撮影時のオペレーションは、ボディーを操作する右手にほぼ集約されています。左手の役目といえば、ブレを防ぐためのホールディングバランスの調整と、画角操作のズーミングだけになります。私の様に、ズームレンズにあまり縁がない者にとっては、左手の仕事は無いに等しいと言えるでしょう。もっとも、その「事実」にすら実際は気付いていなかったのですから、慣れというのは恐ろしいものです。

 時にはAFを解除してピントリングを操作し、被写界深度をコントロールするために絞りを1クリック毎操作する。右指はシャッターチャンスをモノにするため、只々静かにレリーズボタン上でその時を待つ・・・・。過去、当たり前に繰り返してきたこの左手と右手の連携が、作画への姿勢をこれほど研ぎ澄していたことに、このレンズは改めて気付かせてくれたのかもしれません。

 特徴的なその画角も、1:1のフォーマットを多用する自分にとっては、3:2比率での私的標準レンズであるフルサイズ35mmに似た心地よさを持ち、自身の目の延長としてフレーミングが行えます。描写性能も特徴的で、恩着せがましいシャープネスや眩しささえ覚える高コントラストとは無縁の、オールドライカレンズを想起させる優しさを持っています。また解放F値1.7では、ボケを生かしにくい小型センサー機においても、美しいボケを堪能できます。

 当初疑問だらけに思えたこのレンズの存在が、フイルムからセンサーへ・光学ファインダーからEVFへと撮影機材の変化を経ても変わらない、写真に対する情熱を再び思い起こさせてくれる事になるとは、Leicaというブランドの製品にはやはり何かの魔法でもかかっているのでしょうか。

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M ZUIKO ED 12/2.0

 現像の終わったモノクロフイルムを水洗浴から取り出した際、経験したことのない明らかな異質感を覚えたのは、職場の売り物をレンタルしたLeicaのM-Summilux35/1.4(球面)のテスト撮影の時でした。OLYMPUSがM4/3マウント向けに発売する広角単焦点レンズである12ミリ(35ミリフルサイズ換算で24ミリ相当の画角)の本レンズで撮影した画像をPCのモニターで確認した時、実はよく似た感覚を覚えました。的確に表現する言葉を上手く選択できずにいますが、このレンズは「何かが違う・・・」確かにそう感じたのです。

 デジタルカメラ用の最新レンズですから、当然ながら歪曲・色・等の収差はカメラ内で補正され、良好に施されたレンズコーティングと優れた光学素材の採用・設計によって、絞り開放から全画面に渡り非常に均整のとれた高解像度の画像を提供してくれます。しかし、その解像度・コントラストの高い描写と一転、中間調はとても豊かな階調をもち、ややもすると鑑賞者に緊張感を強いてしまう「いわゆる現代的な描写」とは無縁です。被写体をその広い画角とともに優しく包む包容力の様な物をこのレンズは持っているかのようです。

 写真を本格的に撮るようになって、最初に購入した広角レンズは24ミリでした。以来シグマ24/2.8・ニコンAi-s24/2・ニコンAF24/2.8D・コンタックスDistagon25/2.8・コシナZF25/2.8と数多くの近似焦点距離のレンズを愛用しましたが、本レンズはその中でも最高峰のお気に入りとなりました。描写性能だけでなく、金属鏡筒の美しい仕上げと、マニュアルフォーカス時の節度あるトルク感など、所有・使用に際する感覚にも細かく配慮が行き届き、可能であるなら一眼レフの光学ファインダーを透して撮影してみたいと、極めて矛盾に満ちた欲望に駆られる自分を発見するでしょう。

 入手以来、M4/3のシステムでの最少携行レンズは、本レンズ・Summilux25/1.4・Macro-Elmarit45/2.8となっています。気づけば残り2本はライカのネームとエッセンスを受け継いだパナソニックのレンズ。私が過去、Leicaの描写に感じた異質感への、この共感を裏付けているかのようです。

 そういえば・・・・この小型レンズにはやはり必携の、素晴らしい仕上げの純正レンズフードが存在していますが、価格もライカ純正品相当だったりするのは何かの偶然なのでしょうか?

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NOKTON 25/0.95

 35ミリフルサイズフォーマットでの50ミリ相当にあたるレンズを、一般的には標準レンズと呼んでいます。AFカメラやズームレンズが一般化する以前は、決まったように50ミリの単焦点レンズがセットで販売されていましたから、フイルム時代からカメラに触れていた我々の頭の中には、レンズの描写上の特徴云々以前に「標準レンズ=50ミリレンズ」という図式が染みついています。

 しかしここ十数年来、その「標準」の座はすっかり「標準ズームレンズ」に明け渡し、50ミリの単焦点レンズは、むしろ特別なレンズという意味さえ持ち始めているようです。そしてデジタル一眼の革命児、マイクロフォーサーズマウント向けレンズの中で、35ミリフルサイズフォーマット50ミリ相当の画角となる25ミリのレンズラインナップにおいては、標準単焦点レンズに与えられた存在意義の特殊性を改めて実感することになります。それは、Leica-Summiluxの名を冠したPanasonic製の25mmF1.4と、このCOSINA製NOCTON25mmF0.95が存在しているからです。

 マイクロフォーサーズ用、しかも標準域のレンズと考えれば、決して小型・軽量とはいえない仕上がりかもしれませんが、類似スペックの旧Canon7用の0.95やM型ライカ用のNoctiluxを比較対象とするなら、その小ささ・軽さにマイクロフォーサーズ化の恩恵は十二分に感じることが出来るでしょう。金属製のフードも作りがよく、レンズ・フード各々にレンズキャップが装着可能な点などにも作り手の心意気を感じられます。ヘリコイドや絞りの操作フィーリングも非常に好感が持て、ライブビューでのマニュアルフォーカスが必須となる本レンズの操作フィーリングを極上のものとしています。短い焦点距離を生かした0.17mという最短撮影距離は、今までのハイスピード標準レンズでは不可能だった撮影を可能にし、新たな表現方法を与えてくれるでしょう。

 肝心の描写には、絞りの数値毎に刻々と変化する往年のハイスピードレンズの特徴がよく現れていますが、その描写の変化をライブビューで実感しながら撮影できるという手法がとれるマイクロフォーサーズでは、新たなアプローチで作画に望めます。解放0.95ではさすがにコントラストは低く、全体にハロをまとった独特の描写となりますが、中心部はすでに相当の解像度を持っており、しっかりと合焦部を意識すれば、大きな破綻はしないでしょう。むしろ周辺に向け徐々に下がる解像度と周辺光量によって、観る者の視点を自然に主要被写体へ誘います。後ボケは被写体によっては若干クセのあるものとなりますが、絞りの形状も良く、口径食も比較的少ない為に、開け気味の絞りを積極的に使いたくなります。1.4~2あたりへ絞りを操作すると、コントラストが改善され、色が乗ってくるのがモニター上でも確認できます。さらに5.6辺りまで解像感もみるみる増し4~5.6~8あたりは周辺まで均一に高解像となるようです。それ以上になると段々と回折の影響で解像感を損ね始めますが、本レンズの存在意義を考えれば些末な問題でしょう。

 撮像素子へ、より正確に画像を結像させる事を大前提とされる近年のカメラ用レンズは、「味」などという曖昧な物を排除しつつ進化させてきたイメージがあり、実際、レンズ毎の描写が画一化されつつある印象を持ちますが、純国産でこのようなレンズがリリースされている事を知ると、歓びと同時にある種の安堵を感じてしまいます。

 ノスタルジーを語るには未だ若輩なつもりではいますが、近い将来こんな描写のレンズ一本だけを携えて旅に出てみたい、そんな妄想を抱かせてくれる危険な一本です。

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Lumix G Fisheye 8/3.5

 Panasonicのマイクロ4/3規格用交換レンズは、小型軽量で誰にでも親しみやすいデザインと、ポップでカラフルな外装を纏ったボディー群とは裏腹に、販売ターゲットを明確に意識したものに感じられます。一般ユーザーをターゲットとしたであろう14-45ミリと45-200ミリの2本を除けば、8ミリ対角線魚眼・7-14ミリ超広角ズーム・45ミリマクロレンズ・14ミリ広角単焦点・20ミリ標準系単焦点と、そのどれもが存在理由を明確に与えられた一本一本となっています。

 中でも最も異色を放つ8ミリの対角線魚眼レンズは、形成される特殊な画像故に決して多くの需要は見込めないと思われますが、システムの発表初期の段階から発売が決定していたようで、開発陣・営業サイドともに、このシステムへいかに力を入れていたかが改めて実感できます。事実、非常に描写性能の高い各レンズに倣い、特殊レンズでありながら非常に端正な結像をします。解放から十分にシャープネスを発揮し、f4あたりからすでに全面に渡って均一な解像性能を有しています。むしろf8で現れはじめる回折を考慮し、あまり絞り込まない方が得策と言えるでしょう。逆光性能も非常に優秀で、フレア・ゴーストともに極わずかで、シャドー部の諧調もしっかりと粘りを見せてくれます。屋外利用では太陽が画面に入り込むケースが多い超広角レンズですから、この性能は大きな武器になります。光学系に採用したEDレンズの恩恵からか、像のデフォルメが大きく発生する周辺部でも醜い色収差は認められず、安心して作画に没頭させてくれるでしょう。

 ライブビューで本レンズを構えると、背面液晶に映し出される景色はまるで、異世界への入り口にでも立っているような錯覚を覚えさせ、写真を撮るのを忘れて見とれてしまいます。どうやらライブビューで覗くフィッシュアイレンズの映像は、新しい可能性を感じさせてくれたようです。

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Lumix G 14/2.5 ASPH

 35mm判で言うところの28mmという焦点距離は、今日のような標準ズームレンズが一般に広まるまで長い間「広角レンズ」の代表格でした。登場初期は広角域が35mm止まりの製品が多かった標準ズームレンズも、いまや28mmは当たり前の焦点距離となり、パナソニックのマイクロフォーサーズ用のレンズラインナップにおいても、14-45mmや14-140mmといった様に、標準域をカバーするズームレンズは14mmすなわち28mm相当をワイド端としています。また同システムには広角ズームレンズとして7-14mmがラインナップされており、あえて14mmという焦点距離の製品を後発でラインに加えてくるというメーカーの姿勢、これには自ずと興味が湧いてきます。

 前述の通り、標準域の焦点距離はズームレンズ一本で済ますスタイルが定着している昨今、定石を破り20mm F1.7といういわば前時代的な単焦点標準レンズをキット販売したことで、逆転の大成功を収めたのがパナソニックのGF1ですが、単焦点レンズならではの明るさや描写性能、また絞りを変化させた時の描写の違いが、ズームレンズで育った現代のカメラ入門層にとても新鮮に映ったことが、その成功のカギの一つだったようです。

 そして、その20mmの成功がこの14mm登場の大きな伏線であったかの如く、発表当時から発売を待ちわびていたユーザーが多かったようです。5群6枚という少ないレンズ構成中その3枚を非球面レンズが占め、本レンズ最大の特徴である小型・軽量化そしてAFの高速化を実現しています。0.18mという最短撮影距離はパースペクティブを強調する広角レンズの特徴をいかした接写撮影を可能にし、絞り、撮影距離による表現の変化という単焦点レンズならではの楽しみを存分に味わうことができます。画面全域での解像感は高性能ズームレンズである7-14mmに譲りこそしますが、周辺に向けなだらかに落ちてゆくシャープネスや強い光源部に纏うハロによって、中央の被写体が優しく、そして自然にひきたてられます。

 最新の光学設計によって描き出された最新の映像はどこかノスタルジックで、それこそがこの14mmの存在理由だとするならば、画一的と思わずにいられなかったデジタルカメラ専用レンズにも、まだ十分に楽しむ余地がのこされているという事になるのでしょう。

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