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世界的に有名な写真家「ロバート・キャパ」の著書「ちょっとピンボケ」にあやかり、ちょっとどころか随分ピント外れな人生を送る不惑の田舎人「えるまりぃと」が綴る雑記帳。中の人は大学まで行って学んだ「銀塩写真」が風前の灯になりつつある現在、それでも学んだことを生かしつつカメラ屋勤務中。

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2014年11月

Leica DG Summilux 15/1.7 ASPH

 マイクロ4/3フォーマットのカメラにおいて、35ミリフルサイズでの焦点距離30mmの画角に相当する15mm。

 この画角に合致するレンズを記憶の中に探すと、ペンタックス製の30mm以外には思い当たる物がありません。また既にパナソニックからは、明るさこそ控え目ながら14mmという近似焦点距離のレンズが存在しているにも関わらず、この「微妙」な焦点距離のレンズをあえてLeicaブランドで製品化したのは何故なのでしょうか?

 さらにこのレンズは精密感の溢れる金属製鏡筒の採用と、これまでのマイクロ4/3用パナソニックレンズには存在しなかった絞り操作リングや、マクロレンズ同様のAF-MF切り替えスイッチを搭載するなど、とても多くの特徴を備えています。あえてコストをかけてまで、これらの仕掛けをこのレンズに詰め込んだ理由とはいったい何なのでしょうか?

 「馬には乗ってみよ」とばかりに本レンズを入手すると、極めて私的ではありますがその謎の答えが見えてきた気がします。

 現在のカメラは各種機能の自動化が進み、撮影時のオペレーションは、ボディーを操作する右手にほぼ集約されています。左手の役目といえば、ブレを防ぐためのホールディングバランスの調整と、画角操作のズーミングだけになります。私の様に、ズームレンズにあまり縁がない者にとっては、左手の仕事は無いに等しいと言えるでしょう。もっとも、その「事実」にすら実際は気付いていなかったのですから、慣れというのは恐ろしいものです。

 時にはAFを解除してピントリングを操作し、被写界深度をコントロールするために絞りを1クリック毎操作する。右指はシャッターチャンスをモノにするため、只々静かにレリーズボタン上でその時を待つ・・・・。過去、当たり前に繰り返してきたこの左手と右手の連携が、作画への姿勢をこれほど研ぎ澄していたことに、このレンズは改めて気付かせてくれたのかもしれません。

 特徴的なその画角も、1:1のフォーマットを多用する自分にとっては、3:2比率での私的標準レンズであるフルサイズ35mmに似た心地よさを持ち、自身の目の延長としてフレーミングが行えます。描写性能も特徴的で、恩着せがましいシャープネスや眩しささえ覚える高コントラストとは無縁の、オールドライカレンズを想起させる優しさを持っています。また解放F値1.7では、ボケを生かしにくい小型センサー機においても、美しいボケを堪能できます。

 当初疑問だらけに思えたこのレンズの存在が、フイルムからセンサーへ・光学ファインダーからEVFへと撮影機材の変化を経ても変わらない、写真に対する情熱を再び思い起こさせてくれる事になるとは、Leicaというブランドの製品にはやはり何かの魔法でもかかっているのでしょうか。

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